頷くプーさんぬいバを作ろう!
今回はちょっと工作してみます.
ディズニーストアで売っているぬいぐるみバッジを,自動で頷くように改造します!
使ったぬいぐるみバッジはこれです↓
store.disney.co.jp/g/g4936313563481/
まず全体の流れですが,ざっくり次のような感じです.
回路を作成→骨格を作成→コーディング→ぬいぐるみに骨格を封入→制御ボックスを作成
何だか難しそうな感じもしますが、回路作成は半田付けなし!コーディングはサンプルプログラムを貼り付けるだけ!なのでぜひ最後まで読んでみてください!
ではまずは回路の作成から.
回路作りに必要なのは次の物です↓
まずはArudino Microにジャンパワイヤを配線します.
写真の様にArduino MicroのGNDに黒,5Vに赤,6番ピンに白のジャンパワイヤを刺します.
Arduinoのピン配置は下記を参照してください↓
https://www.switch-science.com/catalog/1120/
次にサーボモータの茶ピンに黒,赤ピンに赤,黄ピンに白をつなぎます.
回路作りはこれだけです!
次に骨格を作っていきます.
個々で使うのは次の通り↓
・マイクロサーボモータの付属パーツ
・割り箸
LOCTITE(ロックタイト) 多用途補修パテ 48g DHP-481
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マイクロサーボモータに付属しているパーツを接着剤で二つつなぎ合わせて写真のような形状の部品を作ります.
片側のくぼみに割り箸を削って作った棒を差し込みます.
木の棒部分でプーさんの頭を押すんですが,ちょっと細すぎたのでスタイロフォームを付けて大きくします.
詳しい作り方はこの記事の一番下の動画を御覧ください.
次にコーディングです.
まずArduinoをパソコンにインストールしましょう.
方法は,「Arduino 入門」とかでググれば丁寧に解説してくれているページが出て来るはずです.
Arduinoをインストールしたらプログラムを動かしてみましょう.
サンプルプログラムを載せますので参考にしてください!
コピペでも動くはずです.
↓↓↓ここから↓↓↓
/*
* 2016/05/08
* 首振りキーホルダー
* ディズニーテックハックス!
*/
#include <Servo.h>
Servo myservo1;
int pos1 = 0;// 首の現在の角度を入れる変数
int minDown = 10;// 首を前に倒す最深値
int maxDown = 30;// 首を前に倒す最浅値
int minUp = 100;// 首を後ろにそらす最浅値
int maxUp = 160;// 首を後ろにそらす最深値
int down = 0;// 首を前に倒す目標値
int up = 0;// 首を後ろにそらす目標値
int downSpeed = 0;// 首を前に倒す速度
int upSpeed = 0;// 首を後ろにそらす速度
int maxSpeed = 20;// 最高速度
int minSpeed = 5;// 最小速度
int downDelay = 0;// 首を前に倒してから停止する時間
int upDelay = 0;// 首を後ろにそらしてから停止する時間
int maxDelay = 5000;//
int minDelay = 1000;//
void setup() {
myservo1.attach(6);// 6番ピンに信号を出力
randomSeed(analogRead(0)); // 乱数作成用
}
void loop() {
if(random(3) == 0){//2分の1の確率で連続頷き
up = random(minUp, maxUp);
down = random(minDown,maxDown);
downSpeed = random(minSpeed+6, maxSpeed+10);
upSpeed = downSpeed/1.5;
upDelay = random(minDelay-950, maxDelay-4600);
downDelay = upDelay/4;
for(int i = 0; i < random(2,6); i++){
for ( pos1 = myservo1.read(); pos1 > down; pos1 -= downSpeed ) {
myservo1.write( pos1 );
delay( 20 );
}
delay(downDelay);
for ( pos1 = myservo1.read(); pos1 < up; pos1 += upSpeed ) {
myservo1.write( pos1 );
delay( 20 );
}
delay(upDelay);
}
}else{//単発頷き
up = random(minUp, maxUp);
down = random(minDown,maxDown);
downSpeed = random(minSpeed, maxSpeed);
upSpeed = downSpeed/2;
upDelay = random(minDelay, maxDelay);
downDelay = upDelay/6;
for ( pos1 = myservo1.read(); pos1 > down; pos1 -= downSpeed ) {
myservo1.write( pos1 );
delay( 20 );
}
delay(downDelay);
for ( pos1 = myservo1.read(); pos1 < up; pos1 += upSpeed ) {
myservo1.write( pos1 );
delay( 20 );
}
delay(upDelay);
}
}
↑↑↑ここまで↑↑↑
ここまでできたら動作確認をしてから,ぬいぐるみに骨格を封入していきます.
ちょっとかわいそうですが,プーさんの背中を開けていきます.
骨格を中に入れたら縫合してあげます.
最後に制御ボックスを作ります.
使った材料はこれです.
百均で売ってます.
3個がくっついてますが,ノコギリで切って一個にしました.
サーボモータのケーブルが通るアナをピンバイスで開けてます.
ピンバイスは以下のようなものです.
プロクソン(PROXXON) ドリル10種セット NO.28913
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お好みで塗装します.
下の塗料を使いました.
これは塗料を薄めたり,塗料を剥がすときに使います↓
しかし,ケースの素材がポリプロピレンだったため,色がうまく乗らず苦労しました.
トライされる方は,下記のPPプライマーを併用されると良いと思います.
これで完成です!
動作チェックをしてみましょう!
動かしたいときにArduino Microにスマホ用充電器をつなぐと動き始めます.
止めたいときは充電器を抜くだけでOKです.
ブログに書ききれない部分は動画にまとめていますので,合わせて御覧ください!
作り方解説!頷くプーさんぬいぐるみバッジ/How to Make Nodding Winnie The Pooh KeyHolder!
こちらは動作している様子です.↓
首ふる!プーさんぬいぐるみバッジを作ってみた/Nodding Winnie the Pooh KeyHolder DIY